書評

『ミスタッチを恐れるな』

今回は趣味で読んだ本について、ご紹介したいと思います。 ウィリアム・ウェストニー著『ミスタッチを恐れるな』(ヤマハミュージックメディア)を再読しました。久々に読み直すと、ピアノを演奏する上で、非常に示唆に富む洞察が多かったので、特に気になっ…

軸を作るということ

明けましておめでとうございます。2021年の初投稿です。 さて、さっそくですが、私の今年の目標として、「自分の軸を作る」ということを意識したいと考えています。これはもちろん、経理マンとしての自分の強みを再認識する、ということもありますが、さらに…

経理マンが瀧本哲史氏の著作を再読した感想

『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)、『武器としての決断思考』(星海社新書)などの著作で有名な、エンジェル投資家の瀧本哲史氏。2019年8月に逝去されましたが、本屋にいまなお著作が平積みされるなど、強い影響力を誇っています。 これらの著作は2…

資本主義の本質と資本コストについて

この記事は主に以下の方に向けて書かれています。 マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に興味のある方 資本主義の本質や、日本の資本主義の問題点について興味のある方 ファイナンスにおいて、株主資本コスト>負債コストと…

『論理の方法―社会科学のためのモデル』

しばらく前に、小室直樹著『論理の方法―社会科学のためのモデル』(東洋経済新報社)(以下、『論理の方法』)を読みました。20年近く前の本であり*1、小室先生の著作を読むのは初めてでしたが、何といっても著者の豊富な知識量に圧倒されました。文体もやや…

経理系書籍の感想

最近は本屋に行くと、経理系の書籍の数が昔と比べて増えてきたように感じます。そこで、最近読んだ経理系書籍のうち、特におススメできるものをいくつかご紹介したいと思います。 『経理高速化のための7つのITツール活用戦略』 『経営を強くする戦略経理』 …

『戦略的思考とは何か』

先日、本屋で平積みされていた 岡崎久彦著 『戦略的思考とは何か』(中公新書)という本を購入してみました。「戦略」とは非常に魅力的な響きのある言葉であり、企業戦略、経営戦略などビジネスの世界でも頻繁に使用される一方、日本人が特に苦手としている…

『大本営参謀の情報戦記』

先日、データサイエンティストの方のブログ記事の中で、データ分析に携わる者の必読書として 堀栄三著『情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記』(文春文庫)という書籍が紹介されていたので、読んでみました。予想以上に面白く、かつ歴史に詳しくなくて…

『CFO 最先端を行く経営管理』

最近、中央経済社より刊行された『CFO 最先端を行く経営管理』という書籍を読みました。経理マンにとっても有益な内容が多数含まれていましたので、ご紹介したいと思います。 この本は昆政彦氏、大矢俊樹氏、石橋善一郎氏の3名の著者による共著ですが、うち2…

『マネジャーのための人材育成スキル』

最近、経理部内の後輩の育成について考える機会があり、以前購入した 大久保幸夫著『マネジャーのための人材育成スキル』(日経文庫)という本を再読してみました。 この本を読んで、以下のような育成の重要性を改めて認識しました。 報連相*1の習慣を身につ…

英会話教材 『Jump-Start!』

この記事は主に以下の方に向けて書かれています。 TOEICの点数は高いが、英会話が苦手な方 『Jump-Start!』 に興味があり、口コミを確認したい方 この記事には以下の内容が書かれています。 『Jump-Start!』 の概要、レベルや、使用例を紹介しています 『Jum…